八王子で注文住宅を建てるならこの会社!ガイド
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八王子で災害に強い注文住宅を建てるために大切にすべきポイントは?

 まずは八王子で土地を選ぼう!

注文住宅を建てるには土地探しもポイントになります。通勤や通学の便利さを求めるなら駅チカが有利ですが、地価も高くなりがちです。自動車や自転車を普段使用しているなら思い切って、駅から距離がある山側も検討しましょう。

 

八王子の地形

はじめに八王子の地盤や地形をおさらいしておきましょう。八王子の地形は大きく2つに分けられます。一つ目は西側から高尾駅にかけての関東山地。もう一つは高尾駅付近から東側にかけての多摩丘陵です。

いずれのエリアも地盤は強い地域が多いものの、八王子駅周辺は浅川流域の河川低地です。注文住宅を建てる場合は充分な地震対策が必須といえるでしょう。

 

地震の時の揺れやすさはどうやって調べる?

地震のときの揺れやすさは、地震の規模と震源からの距離に左右されます。ただし、規模や距離が同じであっても地盤の固さによって揺れの大きさが変わります。

このような地盤の固さを数値に表したのが「表層地盤増幅率」です。この数値は大きくなればなるほど揺れやすいと考えられ、数値が「1.5」を超えると要注意、「2.0」を超えれば強い揺れを想定した家づくりが必須です。

 

八王子の表層地盤増幅率は?

地震の時の揺れやすさをあらわす表層地盤増幅率。八王子の表層地盤増幅率はどうでしょうか。八王子の表層地盤増幅率は駅周辺で1.14。場所によっては揺れやすい場所もありますが、比較的地盤が強いと考えられています。

 

八王子は洪水の心配はある?

近年局地的豪雨が頻発しています。八王子市でも集中豪雨による被害が出ました。八王子に限らず、家を建てるときには地震対策と同様に洪水対策も欠かせません。

八王子で公表しているハザードマップによると、多摩川・浅川隆起などの区域では堤防が破損するほどの災害が起こった場合、50㎝程度から1mの浸水が予想されています。川の流域に家を建てる場合は特に注意をしておきましょう

 

注文住宅は土地探しから

注文住宅を建てる場合、一般的には土地探しからスタートします。住みたいエリアや引っ越し後のライフスタイルをイメージしながら、希望に沿った土地を選定しましょう。エリアや予算によって土地を絞り込みますが、必ずチェックしていただきたいのが土地の地盤です。

 

地盤の固さをチェックしておきましょう

土地を探すときに大切なのが、その土地の硬さです。地盤の固さ次第で、同じ地震が来た場合でも揺れ方が違います。その結果、家が地震によって受けるダメージにも違いが出るのです。基本的には日本は外国に比べて緩い地盤で形成されていると言われています。昔からある土地ではなく、新しく形成された地盤が多いことが理由です。土地を選ぶときは、そもそもその土地の地盤がどのように形成されているかをチェックしましょう。

 

弱い地盤ってどんな地盤

地震に弱い地盤の特徴は水が多くて、他の土地よりも低い土地。加えて急な傾斜や人工の地盤、火山灰など脆い素材で形成された地盤も弱いと考えられます。上の条件に1つでも当てはまった場合は、住宅を建てる段階で対策が必要だと考えましょう。

 

国土地理院の地理院地図を見てみましょう

国土地理院が運営している地理院地図にアクセスして「土地条件図」を表示することでその土地の特徴がわかります。強いと言われているのは更新世段丘、完新世段丘、台地・団丘です。更新世段丘と完新世段丘は約1万年前、もしくはそれ以前にできた台地、台地・段丘は溶岩により形成された台地です。

例えば八王子駅周辺は完新世段丘に該当します。ただし、河川まわりなどは地盤が弱いこともあるため注意が必要です。

 

注文住宅でできる地震対策とは

こだわりにこだわった注文住宅が地震ですぐに壊れてしまえば意味がありません。大切な部分に限定してお金をかけられるのも注文住宅のメリットです。災害に強い家づくりとは、どのようなものなのでしょうか?

 

耐震・免震・制震の違いって?

一言で地震対策と言っても、地震対策の考え方にはいろいろあります。大きく分けると耐震・免震・耐震の3つの考えがあるので、これらの違いを理解しながら住宅に取り入れましょう。

はじめに耐震とは、「地震の揺れからの影響に耐えること」を言います。鉄筋コンクリートや木など地震に強い構造を選ぶのが耐震です。次に免震とは「地震の揺れの影響を免れること」を言います。免震の機能を持たせるには床と基礎の間に免震装置を導入します。制震とは「地震の揺れを軽減すること」です。壁に制振装置を入れることで衝撃を吸収することができます。これらの耐震・免震・制震をそれぞれ取り入れることによって、相乗効果が期待できるとも言われています。

 

耐震・免震・制震のそれぞれの特性は?

耐震・免震・制震はそれぞれ地震の被害を減らす効果がありますが、地震対策としての考え方は違います。耐震はがっしり頑丈に作ることになるため、家屋の崩壊や倒壊を防ぎます。免震や制震は大きな地震の揺れを吸収して、家具や人の被害を小さくします。耐震は揺れが大きくなり、家具の転倒のリスクもあります。一方免震は地盤によっては導入ができません。制震は繰り返しの揺れに強く、風揺れにも効果がありますが、免震ほどは揺れを小さくしないと言われています。

 

耐震・免震・制震の費用は?

私達が住宅を建てるときは建築基準法に準じることになるため、結果的に耐震構造になるでしょう。

そのため、耐震構造にするための追加費用という形ではありません。制震構造のコストは30万円から100万円。地盤などの制約もほとんどありません。免震構造の設置コストは350万円から550万円。免震装置は装置自体が高価で、導入にも制約条件があります。

 

洪水や自然災害に強い注文住宅とは

近年目立つのが集中豪雨。注文住宅を建てるときにも災害被害を無視できません。特に八王子で川の近くに住むという人や土地が低めの場所にあるという人は、注文住宅を建てる前に対策を講じておく必要があるでしょう。

 

盛り土と高基礎で洪水対策

代表的な洪水対策が盛り土です。盛り土とは土を盛ることで周囲より床を高くする方法です。この方法であれば床下浸水にも効果的だと考えられています。

高基礎は家を建てる際にコンクリートなどで作る基礎を高めにしておくことを言います。この方法だと床下浸水の可能性は残るので、排水しやすい造りにしておくことも忘れないようにしましょう。

 

台風や暴風雨対策も

台風や暴風雨の際に、一番にダメージを受けるのが屋根や壁です。浸水しにくい塗装などもありますが、必ずメンテナンスが必要です。屋根や壁にひび割れがあると、水の侵入や雨漏りの原因となります。

10年に1度は必ずチェックするなど、定期的に修繕することで家の寿命も延びると言われています。住宅内部に損傷があらわれないうちに早めにメンテナンスしてください。

 

浸水対策も忘れずに

浸水被害を防ぐための対策として有効なのが土のうを積むこと。玄関前や敷地の入り口に土のうを積むことで浸水被害を防ぐことができます。さらに雨水が下水道に逆流する場合に備えてトイレやキッチン、浴室などの排水溝を防ぐことも大切です。

対策していても浸水してしまった場合は、早急に水を排出して床下を乾かすようにしましょう。

 

災害対策は考えられるリスクを把握することから始まります。これから住もうとしている土地にどのようなリスクがあり、どの程度の被害が想定されるか整理しましょう。どのような対策で被害を抑えることができるかハザードマップなども活用して情報を集めておけば対策も可能です。生活を守る防衛策として災害対策を考えてみましょう。