八王子市の住宅助成金は大きく分けて6種類となります。早速、詳しく見ていきましょう。
65歳以上の高齢者や障害をお持ちの方向けの助成です。助成には「要支援・要介護」と認定されていること、改修する住宅が被保険者証の住所と同じであり、申請者が居住していることが条件となります。
手すりの設置や床の段差解消、すべり防止、移動の円滑化のための床の素材変更、引き戸などへの取り替え、洋式便所への便器の取り替えなど、バリアフリー工事の際に申請することができます。
助成金額は補助対象となる改修工事などの経費の20%以内とし、上限は20万円となります。
木造の住宅に対して、耐震補強を行う際の助成金です。地震による建物の倒壊などの被害を防ぐため、耐震診断や補強工事などを行う際に、リフォームにかかった費用について助成を受けることができます。
助成金額は補助対象となる改修工事などの経費の2/3以内とし、112.2万円が上限となります。
「誰でもできるわが家の耐震診断」などに基づいて調査を行い、建物の耐震性を高める簡易的な改修工事で、なおかつ改修工事費用が50万円以上のものに対して支給されます。
助成金額は補助対象となる改修工事などの経費の50%以内とし、25万円を上限とします。
耐震シェルター・防災ベッドの設置に関する助成金になります。耐震シェルターや防災ベッドを住宅の1階に設置する際に支給を受けることができます。
助成金額は補助対象となる改修工事などの経費の50%以内とし、20万円を上限とします。
省エネリフォームに関する助成金になります。住宅の断熱性、浴室の保温性能などを高めて、省エネルギー化を行う際に助成を受けることができます。
具体的には、太陽光発電や家庭用燃料電池に関するリフォーム、屋根の高遮熱塗装、断熱ガラスの設置、断熱材の設置、その他遮熱フィルムの貼り付けなどに関して補助が受けられます。
助成金額は補助対象となる改修工事などの経費の20%以内とし、20万円が上限となります。
屋根や外壁、床などといった住宅に関して、長寿命化を図るための工事に申請できます。
条件としては住宅の管理改修にかかった費用が10万円以上のもので、補助対象となる改修工事などの経費の20%以内、10万円を上限として助成金が支給されます。
補助金の交付は、基本的に補助対象住宅につき一回限りとされていますが、2の木造住宅耐震改修工事・3の木造住宅簡易耐震改修工事・4の耐震シェルター・防災ベッド設置のそれぞれについては、1のバリアフリー化改修工事・5の省エネルギー化改修工事・6の長寿命化改修工事と併用することができます。
さらに1のバリアフリー化改修工事は、補助金上限額の範囲内であれば複数回申請できます。
助成金の交付の際には、八王子市居住環境整備補助金事前相談票に必要書類を添えて市長に提出し、要件を満たすか否かの確認を受けます。
また、申請の受付は3つの期間に分かれています。